漫画『東京心中』!BLだよ?おもしろい漫画はどこにでもある!
帯状疱疹で寝込んでものすごい暇だったので、今まで手を出してなかったジャンルの漫画も読んでみよう!と思い、普段ならまあ手に取らないBLと男性向けエロ漫画を読んでみた※1。
で、BLにはまってしまったんです。
BLというか『東京心中』にはまった。
2014年度「このBLがやばい!」漫画部門の大賞作品で、男も読めるワーキングBLとして話題になったそう。知らなかった。
BLとかBLじゃないとか関係なく、単純にすごい面白い!もちろんBLだから男同士でのそういう描写もあるし、淡泊な絵の割に結構エロいし、無理な人は無理かもしれないけど、、けどBLだからって理由だけで読まないのはもったいない!もったいなかったー。私も今までなんとなくBL漫画を避けてた事が残念でならない。
よく考えればBLってすごい大きな市場で、すごいお金が動いてる訳だし、だからもちろんいい漫画家さんも面白い漫画もたくさんあるに決まってるじゃんね!!
今までなぜ気付かなかったのだろう…。
初めてBLを読んだのは高校生の時、友達が貸してくれたんだけど、この時は全く理解できなかった。なぜ男同士じゃないといけないのかも分からないし、1番抵抗あったのは、オリジナルじゃなくて人の漫画のキャラを勝手にくっつけるやつで、それは冒涜じゃないかとも思ったのよ。
けど、その数年後にはその気持ちは変わったんだよ。
「スラムダンクのBL描いてた人が今描いてる普通の漫画(BLじゃない漫画)がすごい面白いよ※2」って薦められて読んだ漫画が『ハチミツとクローバー』だった※3。
すごい面白くて、そしてハチクロ読んでると要所要所に他の漫画のネタが散りばめられてて、「この作者はそのネタ元の漫画がすごい好きなんだな」ってのがすごい伝わってきた。だから冒涜じゃなくて好きな気持ちとリスペクトで描いてるんだなってのが分かった。
ここ!!この時私はBLについて理解を深めたし、抵抗もなくなったし、羽海野チカ効果で興味も持ったはずなのに!このタイミングでなぜBLを読まなかったのか。たぶん格好つけて読まなかったんだろうな。おしゃれぶってIKKI読んでたもんな(笑)
おかげで30でBLにはまるイタイことになったよ。
そんなこんなで、『東京心中』は1巻(上巻)を読んですぐ、これやべーってなったんだけど、そんな中から好きな2コマを1巻からご紹介↓↓
映画「青い春」についての会話
『青い春』は、漫画家・松本大洋の短編集『青い春』を基に豊田利晃監督が実写化した作品。『しあわせならてをたたこう』をベースに、『青い春』に収録された漫画のエピソードやキャラクターの要素を合わせて長編映画にしている。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの曲が劇中に多く使われている。主な出演者は松田龍平、新井浩文、高岡蒼佑、大柴裕介。
まず、これが描かれたのが2008年で、それから考えると主人公の宮坂と私自身がほぼほぼ同い年。で、私も『青い春』好き。ここで心をもってかれた(笑)。
好きなものを予想しないとこで見かけると、なんだかものすごく嬉しくない?あと映画好きの年上の人に渋いって自分が言われた気がして嬉しかった。
私はミッシェルじゃなくて、松本大洋ファンで、中2で「御法度」を見て以来の松田龍平のどファン。
次は宮坂と彼女の会話
センスすごい!
ホルモンってあだ名 ⇒ 彼女はホルモンの事を下に見てる ⇒ なのに私より先に結婚する ⇒ あまりいい気分じゃない
と、ホルモンってあだ名から、彼女の裏の声が説明しなくても伝わってくる。この言葉のチョイス!センス!すごい!
ホルモンって(笑)
※1:男性向けエロ漫画は1冊どころか1話も読み切れなかった。
※2:羽海野チカが描いてたのは花形×藤間。
※3:ハチクロを薦めてくれたのは実兄。